下り速度とは、ダウンロードする速さのことです。
下り速度が速ければ速いほど、すぐにダウンロードが完了します。
上り速度とは、アップロードする速さのことです。
上り速度が速ければ速いほど、すぐにアップロードが完了します。
WebサイトやSNS、動画などの視聴は、下り速度がどれくらい出ているのかによって「すぐに表示される」「画面がクルクルして再生が始まらない」となります。
メールを送信したり、SNSに写真や動画をアップしたりする際は、上り速度がどれくらい出ているのかによって「すぐに送信できた」「アップするのにめちゃくちゃ時間がかかった」となります。
なお、利用しているインターネット回線の速度がどれくらい出ているのかについては、SPEED TESTやfast.comで測ることができます(速度の単位は「bps」)。

上記の場合、下り速度は5225.08Mbps、上り速度は2942.59Mbps出ている、となります。
下り・上りともに1000Mbps(=1Gbps)を超えていますので、非常に速いです。
ただし、これらの方法で計測された速度は、あくまでも参考値であり、常に変動するということに留意してください。
また、各種サービスのスペック上の速度は、あくまでも「最大通信速度」であり、実際に出ている速度ではない(常にその速度が出るわけではない)、ということも知っておきましょう。
下り速度・上り速度の目安は?どれくらい出ていれば快適に使えるのか
下り速度は30Mbps、上り速度は10Mbpsほど出ていれば、日常生活で「遅い」と感じることは、まずありません。
なお、インターネット回線の平均速度は、契約するサービスやプランによっても大きく異なるのですが、ざっくり比較すると以下のとおりです。
| 下り速度 | 上り速度 | |
|---|---|---|
| 光回線 | 200Mbps以上 | 200Mbps以上 |
| ホームルーター | 50Mbps以上 | 10Mbps以上 |
| ポケット型WiFi | 30Mbps以上 | 10Mbps以上 |
固定回線である光回線は、下りと上りが同じくらい出ます。
モバイル回線(電波)を使ったホームルーターやポケット型WiFiは、上り速度がやや出にくいです。
ただし、どちらにしても「インターネット回線の通信速度はベストエフォートである」ことに注意してください。
最大通信速度が出るように「最大限努力をする」という意味。
反対に、一定の通信速度を保証するサービスのことを「ギャランティ型」といいます。
個人向けのインターネット回線サービスは、すべて「ベストエフォート型」です。
また、実際に出る通信速度(これを「実効速度」という)は、様々なものに影響を受けます。
特に、ホームルーターやポケット型WiFiは、電波を使ってインターネットに接続するため、利用する環境や場所、時間帯などによって、大幅に速度が上下することを覚えておきましょう。
なお、「インターネットの速度」について言及される場合は、「下り速度」を指す場合がほとんどです。
「高速インターネット!」「インターネットが速い!」「最大4.2Gbps!」などのキャッチコピーは、基本的に下り速度の話である。
下り速度の目安が30Mbpsである理由
Webサイトのデータ容量は、おおむね1~5MB程度となっています。
画像が多く、やや重たい印象のあるYahoo!JAPANのTOPページは、1.4MBでした。

Yahoo!JAPANのTOPページを1秒で開くために必要となる速度は、以下の計算式で求めることができます。
1.4MB×8÷1秒=11.2Mbps
※Byteをbitに変換するために「×8」を行います。
また、YouTubeを快適に視聴するために必要な速度は、4K動画であっても20Mbpsです。
YouTubeヘルプ「YouTube のシステム要件と対応デバイス」
動画の解像度 推奨される持続的な速度 4K UHD 20Mbps HD 1080p 5Mbps HD 720p 2.5Mbps SD 480p 1.1Mbps SD 360p 0.7Mbps
以上のことから、下り速度が30Mbps出ていれば、日常生活において特に問題なく利用できる、といえます。
上り速度の目安が10Mbpsである理由
一昔前まで「アップロード」といえば、メールの送信くらいでした。
ですが、SNSの普及によって、日常的に写真や動画などをアップロードする人が増えています。
スマホで撮影した写真をSNSにアップロードする場合、どれくらいの速度が出ていればスムーズにできるのでしょうか。
写真のデータ容量は、機種や画質、被写体によって大きく上下します。
iPhone14Proの場合、標準設定のまま撮影すると、おおむね2MBほどです。
上り速度が10Mbps出ている場合、アップロードが完了するまでにかかる時間は、以下の計算式で求めることができます。
2MB×8÷10Mbps=1.6秒
1.6秒であれば、それほど遅いと感じないのではないでしょうか。
なお、動画の場合は、10秒ほどで20MBほどになるため、上り速度が10Mbpsであれば、16秒ほどかかることになります。
日常的に動画をアップしている人であれば、おそらく16秒くらいは許容範囲であると考えます。
上記の理由から、上り速度の目安は10Mbpsといわれているのです。




